PCB入り電灯撤去政府方針 全公共施設で徹底
 政府は11月23日までに発がん性の疑いがあるポリ塩化ビフェニール(PCB)を絶縁油として含んでいる安定器(コンデンサー)を使った蛍光灯と水銀灯を来年度内にすべての公共施設から原則として撤去する方針を決めた。
撤去した蛍光灯などの厳重な保管も求める。
厚生省は「有害物質が人体にかかったり、環境中に流出するのは問題」としており、民間にも同様の趣旨で撤去を求める考えで、11月28日にも閣議了解を取り付ける予定。ただ、小、中学校などを抱える自治体に対する特別な予算措置はなく、現在の予算内での対応を促すことにとどまるため、実効が上がるかどうかは微妙だ。
岐阜市の小学校で10月に安定器が破裂し、児童がPCB入りの液体を浴びるなどの事故が、相次いだことを受けた措置。
点検・撤去の対象となる公共施設は、幼稚園から大学までの教育施設のほか道路や鉄道のトンネルや街灯に使われた水銀灯、事務所、倉庫、病院、郵便局など。民間事業者には関係省庁や自治体を通じて周知徹底を図る。
厚生省によるとねPCB入りの蛍光灯などは約30年までに約2000万台が業務用に製造されたとみられ、使用頻度が少なかった学校などでは壊れずにまだ使われているケースがある。
その数は全国で2百万ー5百万台と推定されている。
安定器の破裂事故は、これまで学校で数件起きており、文部省は1988年(昭和63年)から数度にわたって「点検を行い早期に交換するよう求める」との通知を出している。
しかし、使用禁止になっていないため、予算の関係などで野放しのケースが少なくない。
文部省は岐阜市などの事故を受け、10月に交換と保管を求める通知わあらためて出し、実態調査にも乗り出している。

 

平成12年11月24日 河北新報から
PCB入り電灯撤去政府方針 全公共施設で徹底
 政府は11月23日までに発がん性の疑いがあるポリ塩化ビフェニール(PCB)を絶縁油として含んでいる安定器(コンデンサー)を使った蛍光灯と水銀灯を来年度内にすべての公共施設から原則として撤去する方針を決めた。
撤去した蛍光灯などの厳重な保管も求める。
厚生省は「有害物質が人体にかかったり、環境に流出するのは問題」としており、民間にも同様の趣旨で撤去を求める考えで、11月28日にも閣議了解を取り付ける予定。ただ、小、中学校などを抱える自治体に対する特別な予算措置はなく、現在の予算内での対応を促すことにとどまるため、実効が上がるかどうかは微妙だ。
岐阜市の小学校で10月に安定器が破裂し、児童がPCB入りの液体を浴びるどの事故が、相次いだことを受けた措置。点検・撤去の対象となる公共施設は、幼稚園から大学までの教育施設のほか道路や鉄道のトンネルや街灯に使われた水銀灯、事務所、倉庫、病院、郵便局など。民間事業者には関係省庁や自治体を通じて周知徹底を図る。厚生省によるとねPCB入りの蛍光灯などは約30年までに約2000万台が業務用に製造されたとみられ、使用頻度が少なかった学校などでは壊れずにまだ使われているケースがある。
その数は全国で2百万ー5百万台と推定されている。安定器の破裂事故は、これまで学校で数件起きており、文部省は1988年(昭和63年)から数度にわたって「点検を行い早期に交換するよう求める」との通知を出している。
しかし、使用禁止になっていないため、予算の関係などで野放しのケースが少なくない。
文部省は岐阜市などの事故を受け、10月に交換と保管を求める通知わあらためて出し、実態調査にも乗り出している。
平成12年11月28日 河北新報から
PCB
有機塩素化合物のポリ塩化ビフェニール。
絶縁体として広く使われていたが、カネミ油症事件を契機に1972年
(昭和47年)から製造・販売が禁止された。
PCB入りの安定器や変圧器などは特別管理廃棄物として、厳重な
保管が義務付けられている。
動物の生殖作用に悪影響を及ぼす内分泌かく乱化学物質(環境ホ
ルモン)としての作用も疑われており、12月にまとめる国際条件では、
PCBの使用を禁止し、保管中のPCBには無害化を所有者に義務
付ける法案を次期通常国会に提出する方針。